血糖測定器を体験してきました
- 2022年10月7日
- お知らせ
こんにちは。はっとりクリニック知立の服部麗です。
先日、クリニックで採用する血糖測定器を決めるため
体験会を行っていただきました。
インスリン治療中の患者さんにとって血糖測定器は体温計のようなもの。
低血糖や高血糖など、ご自身の状態を把握するためにはなくてはならないものです。
現在血糖測定を行っている方は通院中の医療機関で貸し出されたものを使用していると思いますが、
実は日本で認可されているだけでも29種類もの血糖測定器が販売されているのです。1)
使いやすい血糖測定器は人それぞれ違って当然。
当院では皆様に「これなら使いやすい!」と思って頂けるよう
様々な血糖測定器をご用意いたします。用意するからには、スタッフも試してみないと!ということで、血糖測定器体験会を行っていただきました。
私は21歳で1型糖尿病を発症してからインスリンと共に、そして血糖測定器とも共に生きてきました。
当時は高い血糖値が出ると、不合格を突きつけられているような気持ちがしたものでした。
診察日の前日には血糖測定器の履歴を呼び出して、緑の自己管理手帳に書き写していました。
何なら測定していないのにマス目を埋めるために虚偽記載したこともありましたね。笑
そんなことを思い返しながら、今回多くの血糖測定器を触っていて改めて感じたこと、それは…
進んでる…!
いやもちろん今でも毎日血糖測定してますから、わかってはいるんですが
改めて測り分けてみると指先から血を出すための穿刺針の工夫や
測定に必要な血液の量、測定したデータはスマホに転送し、自己管理するためのアプリ…
進んでいるんです
喜んで血糖測定をする人はいません。
皆自分の健康を守るため、家族の幸せを守るために毎日血糖測定をして、インスリン打っているんです。
そんな頑張っている患者さんの負担を少なく、少しでも気持ちを前向きにしてくれようと
メーカーさんも頑張ってくれているんだなぁと思い、胸が熱くなったのでした。
血糖測定体験会の様子は公式Instagramにも投稿していますので
よろしければ御覧ください。
それではまた♫
1) 糖尿病リソースガイド 血糖自己測定器一覧. 2022年10月5日閲覧.
https://dm-rg.net/guide/self_monitoring_blood_glucose1_list